大玉、中玉、ミニトマトの育て方(種蒔きから収穫まで)

トマトの育て方はミニトマト<中玉トマト<大玉トマトの順番で難易度が上がります。

それは、トマトは原産地が南米アンデス高地で痩せた土地で岩場を這うように枝を広げて根を浅く広く張って育ちます。でも日本の気候は梅雨があったり、湿度が高くなったり低くなったりで適していません。

その影響がミニトマト<中玉トマト<大玉トマトの順番で大きくなります。大玉トマトでは梅雨から夏にかけての雨対策が特に必要になります。栽培の過程ごとに紹介します。

トマトの栽培スケジュール(全体)

種蒔き:2月下旬から5月上旬

植え付け:5月上旬から

収穫:6月上旬から10月下旬

発芽適温:昼間28度、夜間20度から28度

種蒔きを早くに行うには加温/保温等が必要です。収穫は10月下旬で寒くなると完了です。種蒔き、植え付けが遅くなると収穫期間が短くなります。

トマトの種蒔き

<参考>中玉トマトの本葉が出た写真です。種を蒔いてから1ヶ月くらいです。

中玉トマトの本葉が出た写真

トマトの発芽適温は25度、トマト苗の植え付け適宜は5月上旬です。

トマト苗の植え付けの5月上旬に合わせて種蒔きをすると種まきから植え付け苗ができるまで育苗期間は60日かかるので2月下旬から3月上旬に種蒔きをします。

加温/保温が必要になります。

発泡スチロールの箱などを利用して種蒔きをする方法もありますが、水やりなどの管理が大変です。

畑の隅にミニ畝を作ってトマトの種蒔きをしているので紹介します。
なお、ミニトマト/中玉トマト/大玉トマトによる差違はありません。

ミニ畝を作ってトマトの種蒔きのページへ!

トマトの肥料

種袋の説明を見ると肥料をどれくらいすれば良いか記載されています。
例えば、1平方メートルあたり、苦土石灰150g、完熟堆肥3kg、有機配合肥料100gなどと記載がありますが現状の畑の状態によって変える必要があります。
新規に開墾または何年かそのままだった土地は上記の配合で肥料を行えば良いです。継続して栽培している土地であれば前作の様子などで決めたほうが良いです。畑の草がホトケノザのような葉の広い草なら石灰窒素は不要です。

肥料が多すぎた場合の症状の例(花房の若返り)

肥料が多すぎた場合の症状の例(花房の若返り)

トマトの実がなる房が伸びて芽がでてしかも花も咲く始めた状態です肥料の窒素成分が多いと発生します。

そのまま、伸ばしても立派な実はできません芽の部分は切ってしまいます。

この症状は「花房の若返り」と呼ばれています。

肥料が多すぎた場合の症状の例(木が暴れている)

肥料が多すぎた場合の症状の例(木が暴れている)

トマトの葉から芽が伸び始めています。このときは木全体に元気に葉がでて丈夫に見えますがこれも肥料が多すぎる時にでる症状です。

この時は葉を半分に切ります。葉に栄養が行きすぎて実に栄養がいかない状態です。

葉を切って実に栄養がいくように、実に太陽があたるようにします。

トマト苗の植え付け、防風よけ、雨よけ

トマト苗の植え付けは、接ぎ木苗/実生苗はのよって違ってきます。また、雨よけは大玉トマトは必須と思って下さい。トマトの裂果が多くなります。

<参考>写真は大玉トマト(桃太郎)の苗です。

大玉トマト(桃太郎)の苗

①接ぎ木苗/実生苗の植え付け方法の違い

トマトは同じ場所での栽培は3年から4年あけないと連作障害がでます。そのため、連作できるように接ぎ木苗を利用します。
トマトは茎から不定根がでて根を出します。その不定根が地面から栄養を吸収するように伸びると接ぎ木苗の意味がとても薄くなります。

つまり、接ぎ木苗の植え付けは接ぎ木箇所を埋めないように植え付けます。

逆に実生苗では不定根が地面から栄養を吸収して元気に育てるのが良いです。

トマトの花は同じ方向にいつも咲きます。花芽をもってるなら畦方向に花芽がくるようにすると収穫がしやすいです。

②防風よけ

植え付け時期の5月は青嵐と呼ばれるほど風が強いです。堆肥の空き袋などを利用して防風よけをして初期生育を良くします。

③雨よけ(大玉トマトは必須)

トマトの裂果は雨が続いて、晴天のなると急激の果実が大きくなって果実の皮が大きくなるのが間に合わなくなり結果として裂果が発生します。それが、大玉トマトは中玉やミニトマトと比べて多いので雨よけが必要になります。

トマト苗の植え付け、防風よけ、雨よけ方法を紹介します。

トマト苗の植え付け、防風よけ、雨よけ方法のページへ!

トマトの芽かき、整枝

<参考>中玉トマトの脇芽の写真です。節毎に脇芽は出てきます。

中玉トマトの脇芽

ミニトマト/中玉トマト/大玉トマトの種類に係わらず芽カキは行ったほうが良いです。特に大玉トマトは行ったほうが良いです。

<脇芽について>
脇芽がのびてしまうと当然ですが花が咲いて実をつけます。実がたくさんなりすぎて大きな実にならないのと葉がしげりすぎて風とうしが悪くなって病気になりやすいです。

<脇芽の見分け方>
脇芽は茎と葉の中間から伸びます。手で折るようにして取ります。

<整枝方法>
ミニトマトは脇芽の1本を残して主茎の2本を育てるのが一般的です。
中玉/大玉は主茎を1本で育てます。私はミニトマトも1本で育てています。

トマトの一番花

<参考>ミニトマト(アイコ)の花の写真です。

ミニトマト(アイコ)の花

トマトの一番花は実をつけるようにします。実をつけないと木に栄養がいって木が繁りすぎてしまいます。

最初の頃はこれを見て元気に育っていると思いがちです。トマトの花は小さくて、1番花が咲く5月頃は虫も少ない人口受粉をします。

筆などで花表面をかるくはくようにします。トマトトーンという受粉させる液体も販売されています。

トマトの花は似ていますが種類によって少しづつ違いがあります。集めてみました。

トマトの品種(花と実)のページへ!

 

トマトの摘果

トマトの摘果箇所

写真は中玉トマトの実がなっているところです。茎に近い方の実は大きく先の方は花が咲いている状態です。このままにすると全体が大きくなりません。なので摘果します。

<摘心>

大玉トマトは4段から5段で摘心して、1段あたりのトマト個数は4個くらいを残して摘果

中玉トマトは7段から8段で摘心して、1段あたりのトマト個数は8個くらいを残して摘果

ミニトマトは段数は意識しません。1段あたりのトマト個数は10個くらいを残して摘果します。

 

 

 

トマトの収穫

9月頃のトマト

トマトの実は茎に近い方の実から赤くなります。1段の全体が赤くなって収穫にはなりません。

赤くなった実から収穫します。

1段全体の収穫が終わったら、その下にある葉は除去して実に栄養が行くようにします。
そうすると、写真のようになって行きます。収穫時期が終わる9月頃になるとよく頑張ったと褒めたくなります。

 

トマトの害虫/病気

栽培をしていると「トマトに穴を空けるタバコガ」「葉を食べる巨大な芋虫」などの被害がでてきます。また、「尻具され病」「反枯れ病」などの病気がでくることもあります。

それには、株間を守って風とおしを良くして害虫/病気を予防します。根を十分張った丈夫なトマト栽培を行うことが大事です。

トマトの害虫(芋虫)のページへ!

トマトの病気のページへ!

トマトは挿し木で栽培できます。!

トマトは不定根がたくさんでます。そして挿し木でも簡単に栽培が可能です。

6月14日に挿し木をして8月16日に収穫になりました栽培完了は通常の苗植え付けと同じ時期の9月16日です。季節の寒さによって栽培が終了です。

収穫期間は短くなりますが栽培はできます。挿し木をする時期は早いほど良いですが5月に苗が出回って脇芽が伸びてからなので6月が挿し木時期です。

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